2010年10月25日

250回メモリアル

20101025103631.jpg昨夜の「ペレアスとメリザンド」…ワタシにとって、多分一生忘れられない演奏会になりました…。
3時間半も!飽きないで聴けるか?自分でも心配だったのですが(汗)最後まで夢中で聴いてしまいました!ドビュッシーとメーテルリンク、そして、ヴェロさんのフランス象徴音楽の世界にどっぷりつかってしまいました………。
最後、メリザンドが息を引き取るところでは、本当に泣きそうになってしまいました(笑)


やっぱりね、みなさんいろいろ音楽もお好みがありますから。
250回記念定期で、どうせオペラやるなら、ワーグナーとかヴェルディとか、華やかでわかりやすいのをやれよ!!ってファンもいらっしゃるんですが(笑)
このメーテルリンクの象徴詩の世界は、人間のすごい深い心の襞をあらわしていて、その詩にドビュッシーがつけた音楽がまた、その微妙な襞を美しくあらわしていて、ワタシはこういうのが大好きなんですよね(笑)


ワタシがいつも思っていることなんですが。
人間って、一つの面だけで見る姿だけが「ほんとう」じゃないですよね。
確かに、白黒はっきりしていて分かりやすいと、こちらも安心して付き合えるかもしれないけれど、実は人間の中には、白黒ハッキリした部分だけではなく、自分でもよく理解していないグレーの濃淡がグラデーションになっている部分のほうが多いはずなんですよね。
ワタシがフランス音楽をこよなく愛するのは、そんな「グレーの濃淡」の表現が素晴らしいから。


この作品も象徴的な作品です。登場人物はみんないろいろなことを象徴していました。
兄の妻を愛してしまうペレアスは、罪の意識と彼女の思いやりから、自分は身を引き旅に出ようと、これで最後といいながら、逢瀬の最中兄に見つかり、なんととっさに兄に見せつけるように抱き寄せてキスしたばかりに、激怒した兄に殺されてしまう。
ゴローは嫉妬のあまり妻の髪の毛をつかんで振り回したり(今ならDVだが(笑))弟を殺した自分を呪いつつも、さらに死の床にいるメリザンドに、「ほんとうにヤッたのか」(ってことね(笑))詰問しないと気が済まない。
この世のものとは思えないほどの美人、メリザンドは素性も全くわからないにも関わらず、二人の王子が破滅するくらいに激しく愛されても、どこか決定的なつかみどころがなく、はかなくこの世を去ってしまう。

ワタシは、この、ペレアスもメリザンドもゴローも、実はみんな人間が一人一人の中にいる分身なのかもしれないな、と。


演奏は、本当に素晴らしかった!!
こんなに難しい曲、弾ききった仙台フィルの成長にブラボー!!
とくに新コンマス神谷さんの力量には脱帽です!!


そして、ジルラゴンさん!!
何度ブラボーいってもきりがない(笑)
ヴェロさん、また彼を呼んできて〜〜〜(爆)


この幸せの余韻、
1日でもながく。
posted by SPC at 11:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぐらにゅー

2010年10月18日

いよいよ!楽しみ!

20101018173259.jpgいよいよ、250回定期演奏会が迫ってきました!
みなさま、魔チョコさんのブログ、よんでいただくと、とってもたのしみになってきますよね(^o^)


実は、ドビュッシー好きのワタシではありますが、「ペレアスとメリザンド」は初体験になります。
というか、はっきりいって、ワタクシぐらにゅーは、オペラや声楽がどうも昔から苦手でして……。
なんていうか、華やかなお芝居系?が幼いときから体質に合わないんですね(笑)ただ声楽のほうは、10年前に白井光子さんというすばらしいメゾソプラノ(そして夫君ハルトムートヘルの美しい伴奏!!)に運命的な出会いをして、ドイツリートの本質的な美しさに夢中になってしまったのですが。
やっぱり、どうしてもオペラは……滝汗。


なぜこんなにオペラに抵抗があるのか?
その理由のひとつには、やっぱりそのストーリーに馴染めない!!というのがあるんですよね(泣)
オペラのストーリーって、だいたいが惚れた刺した(笑)じゃないですか!まあ平たくいえば、不倫と殺人はお約束っていうか(爆)
それがどうも……なんですよね……(^^;)


魔チョコさんのこの解説をよんでも、やっぱりこのオペラも、不倫と殺人なのかよ…?!ってシーンとしちゃってたんですが(笑)


いや、昨夜のヴェロさんのレクチャーを聴いて、目からウロコとはこのこと!!(@_@)
そんなワタシの俗物的な感覚は恥ずかしくなってしまいました……。


この、メーテルリンクの戯曲、ドビュッシー作曲のオペラは、単に「不倫」の末の「殺人」のラブストーリーではないんですね。
文学的にも音楽的にも、印象派をこえた、表現派、象徴主義的な作品になっている、というのが、よくわかりました。
ワーグナーやヴェルディの作品のように、怒りや愛といった感情をダイレクトに表現するのではなく、従来の表現を超越したところでうまれる、陰影や心のゆらぎをあらわす作品である……。
ヴェロさんのアツいレクチャーで、ワタシもよく理解することができました!!

入口でレクチャーのパンフレットの他に、前回のレクチャーでもある、仙台在住の作家佐伯一麦氏の講演内容も配られましたが、佐伯さんは文学者ならではの視点で、この作品、メーテルリンクとドビュッシーについても語っておられたのが、印象的でしたね。

昨夜はヴェロさんの案内で、出演者のみなさんが、少しかいつまんで日本語歌詞で歌っていただいたり、また通訳をされた中田昌樹さんの解説も、とてもわかりやすく、ますます本番が楽しみになりました!!


中田さんが最後に、「日本で、仙台ほどこんなに深くフランス音楽を体験できる街はないですね。東京よりもずっとすばらしい。仙台の方は本当にお幸せですよ。」とおっしゃった言葉が、なるほどなあ、と。



さてさて、週末の250回定期「ペレアスとメリザンド」、もうすぐ幕があきます。

みなさん、楽しみにヾ(^▽^)ノ
posted by SPC at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぐらにゅー

2010年10月13日

本日河北新報

20101013073840.jpg10月13日朝刊に、SPCの記事がでました!!

みなさん、どうぞごらんください(^o^)
posted by SPC at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぐらにゅー